No.9 Hoxton界隈

さて今日はOld Streetからロンドン東北部Hoxton界隈を抜けてGeffrye Museumへ。Old Street駅から歩いて約10分。White cube2などいくつかのギャラリーや有名なカフェ、バーがそこかしこにあり、Brick LaneやSpital fieldsも目と鼻の先にあるHoxton界隈は面白いところ。Brick Laneはデザイナーやアーティストのスタジオが多いところでここ数年は雑貨屋やカフェ、バーがぞくぞくと出来ててしかもどこもいい感じ。でも一昨年よりもきれいに整備されていて雰囲気はかわりつつあるようだ。Spital fieldsは日曜日ごとにやってるインドアマーケット。パリのクリニャンクールもそうだったけど最近マーケットでよく見るNIKIのスニーカー売ってるパチモン屋みたいな店は全然無くて、ほとんどが古着、がらくた、雑貨、そしておもしろいのが手作りもの。中にはクラ○トカウン○ルなんかで売ってるアクセサリーよりいいのがあったりしてかなりよく行く。京都なら弘法さんや天神さんの雰囲気。ああたこ焼き、いやいや。いずれここにも登場の予定。


Hoxton Square。今は午前11時前。表通りからは一筋入っただけの公園だけどとてもひっそりしてる。公園をぐるっと取り囲むように立ち並ぶギャラリーやカフェは有名どころばかりなのに本当に静か。でも週末の夜になると猛烈に活気にあふれてきて、Hoxton Cafeから溢れ出した人がビール片手に公園の芝生に座ってわいわい。ONとOFFのギャップがおもしろいところ


→White Cube2ギャラリー。まさに内部はWhite Cubeで展示室は美術館のスケール。でもこの日は仮設壁を建てて真っ暗にして映像作品を展示してたからいつもの開放感いっぱいの展示は楽しめなかった。二階にも展示室あり。


Hoxton Squareの入り口(?)この奥が公園。この界隈は一昨年イギリス作戦の下見で2週間ほどギリシャ人の友達の家にステイしてた時によく来たものだ。友達とシェアしてるスタジオがBrick Laneにあったから夜な夜なバーめぐりをしたところ。最初のロンドン体験がここから始まっているから、ロンドンと言えばこの辺りの新しいんだか古いんだか分からない、エネルギーとカオスに溢れてるイメージが僕にとっては強烈だ。折しもメガバーと呼ばれる「333」や「Hoxton Cafe」で盛り上がりが頂点を迎えていた時期とも重なってるのでいい時にきてたんだなあと回顧。別に廃れたわけじゃないけどね。今やクラブシーンはベルリンに移ったとかよく聞くけど。そうなのか?


そこから少し東へ、そして下るとカフェKICK。ここはテーブルフットボールで有名なカフェで夜はバーに。トーナメントなんかもやってて、単純なだけにだれでも出来てしかもめっちゃ盛り上がるのだ。一昨年来た時も見てる間に巻き込まれて友達の知り合いと組んですっかり必死になってしまいました。オーナーはCannondaleに乗ってるっていうからそれでも盛り上がって‥また夜にこよう。

公園でみかけたちょっと不思議な自転車。スウェーデンのKRONAN。なにが不思議かと言うとタイヤがほとんどカブくらいのボリュームな割にフレームはほっそり。雰囲気は日本の氷屋チャリっぽい。そういえばジョン・トマックが来日したとき街で氷屋のチャリを見て思わず「新型のダウンヒラーかっ?」ってマジで聞いたことがあるらしい、という話を思い出した。そんなにヘビーな感じでもないが楽しい気分にさせてくれそう。そう、乗り物にはこの「楽しくさせてくれる」という要素はとても大事だ。そういう「気持ち」の入った乗り物はやっぱりヨーロッパの人はうまく作るよな。楽しんで作ってるオヤジの顔が目に浮かぶというか。
( ジョン・トマック:マウンテンバイクの神様と呼ばれるプロフェッショナル。)


なんだこれ?ちなみにイギリスには「現役」の三輪自動車がけっこう走ってる。さて、GEFFRYE Museumへ‥

 

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18 January, 2003